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	■2008/02/18(月)　��106　学習指導要領改訂と言語力 　このたび、文科省から小・中学校の新しい学習指導要領の改訂案が公表されました。これによると今回の改訂では「生きる力」を身につけるために、知識の習得と同時に全教科で言語力の育成を強化し、学校現場に高い次元での目標達成を課していくとのことです。全教科の言語力を育成するということについて、国語科ではもちろん言語力を育成するのが本来の目的だったわけですが、今までは漢字トレーニングにかたよりすぎたり、作者の心情を書き出す、又は正解をひとつ選ぶなどの答えがひとつの問題が多く、本来の言語力を育てるには不充分だったという反省からのようです。これは、２００６年の国際学力調査ＰＩＳＡでの日本の読解力が世界１５位という結果でも指摘されています。本来の言語力の意味は、漢字を使って自分の考えを論理的に記述したり、他者に物事をわかりやすく説明ができるようにするなどの言語を実際に活用する力のことで、今回の学習指導要領改訂はまさに子ども達のこの言語力を伸ばすために学校で指導実践するということです。私たちが世の中に出て生き抜いていくためにはあらゆる場面でこの本当の言語力を状況に応じて使う必要があります。答えがひとつではなく状況に応じて判断を求められる日常生活をよりよく生きるには、本当の言語力がどれほど大切か、社会に出たほとんどの大人はよくわかっています。まさに、学校の国語科の学習は本来これが目的だったはずです。又、今回の指導要領の改訂は国語科だけにとどまらず、社会科でも図や表、グラフなどを使って説明させたり、体育でも、さまざまな競技についての成果が上がる練習方法を考え発表し合ったりするなど、ひとりひとりに考えさせ５科目と実技科目を合わせた全ての教科にわたって言語能力育成への実践を行うとのことです。このたびの各学校での全教科言語力育成の実践の取り組みがこれからの子ども達が世の中を生きる上で最も大切なコミュニケーション力を身につける為の重要な解決策となることを期待し、その成果を見つめていきたいと思います。		2024年4月 日 月 火 水 木 金 土 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 過去の日記 2024年04月(1) 2024年03月(2) 2024年02月(1) 全て表示 日記内を検索

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