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	■2008/07/04(金)　��142　「そもそも運動」のすすめ 　最近起きている事件・事故・出来事などを見ていてよく考えることは、なぜそのようなことが起きるのか？ということです。最近の出来事・事件をあげてみると、食品偽装、居酒屋タクシー、無差別殺人、年金制度のでたらめさ、アメリカの北朝鮮に対するテロ支援国家指定解除、大型船と漁船との衝突、官製談合、高校での必修単位の偽装など、さまざまなものがあります。さまざまな出来事・事件・事故などに発展するまでには必ずそのきっかけがあり、スタートの分岐点があります。大きな不正、大きな事件、大きな事故の前には、目に見えない小さな不正・事件・事故などがあるものです。これらの小さな時点での出来事や事件・不正などに対して軽視し鈍感になってしまい知らないうちにどんどん大きなトラブルへと発展するのが一般的です。これとよく似た話に「ゆでガエル論」があります。カエルを熱湯に入れたら熱くてすぐにとびだすが、ゆっくりぬるま湯から熱湯にしていくとカエルは気づかずにゆでガエルになって死んでしまうという話です。従って大切なことは、いつどんな状況でも行動や判断をするには一番最初の原点に戻って冷静に考えることです。特に、私が物事を適確に判断する力を高めるのに有効だと思う方法は、日頃から個々の問題に対して「そもそも」をつけて考えることだと考えています。そもそも自分は何がしたいのか？そもそも自分がその仕事をしはじめたのはなぜか？など、「そもそも」をつけていつも考えてみるのです。そうすることにより、物事の原点に気づき冷静な判断ができる可能性が高まります。実は私は、この「そもそも」という日本語が最近の日常会話で減りつつあるのではないかと危惧しています。親子の会話でも教育現場や仕事場でも、この「そもそも」から考えることは物事を本質的に深く分析する上で大変重要です。「そもそも」が仮に死語になってしまうとすれば日本人の深く考える力の低下を招く一因にもなりかねません。最近、救急車をタクシー代わりにしたり、警察に緊急ではないことを問い合わせ本来の業務に影響したりと、モラル低下の実例が日本中で起きていますが、これらも、そもそも救急車とは何なのか？そもそも警察とは何なのか？をじっくりと考えてみれば自らわかってくることも多いはずです。これらのことから、今、私たちにとって大切なことはひとつひとつの行動や出来事・事件・事故、変だなと思うことがら・考え方、強制的な制度などについても「そもそも」をつけて考えるくせをつけることではないでしょうか？私はこれを「そもそも運動」のすすめとして子ども、大人に限らず少しずつ拡げていきたいと考えています。このようなわけで、ぜひ親子の日々の会話にも「そもそも」の活用をおすすめしたいと思います。		2024年4月 日 月 火 水 木 金 土 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 過去の日記 2024年04月(1) 2024年03月(2) 2024年02月(1) 全て表示 日記内を検索

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