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	■2008/07/14(月)　��145　自分の将来にとって良い大学とは何か？ 　私は、世の中で一般的によく言われている良い大学について、いつも疑問を感じています。一般的に言われている良い大学とは、今は国立ではありませんが旧国立大学では、東京大学、京都大学などをさすことが多く、私立では、早稲田大学、慶応大学などをさすことが多いのではないかと予想されます。いわゆるこれらの大学は最先端の教育や研究をやっていて、公教育では廃止になった、ものさしの“偏差値”が高く、昔から有名で老舗ということで良い大学とされているのではないかと思います。一方、現在の大学の評価で良い大学というのは、就職率が高く、社会に出てからしっかりと生きていける人材育成に熱心に取り組んでいる大学で社会や経済・産業界で高い評価を得ている現実があります。いわゆる大学４年間で社会人基礎力を身につけさせキャリア教育を充実させている就職支援に熱心な大学です。つまり、就職の時に有利なのはもちろんですが社会人にとって必要なコミュニケーションやプレゼン力などの社会人基礎力を４年間でしっかりと身につけるのですから、将来にわたって例えば転職や起業にも当然有利なわけです。大学の選び方ひとつでこのように将来にわたって学生本人にかなりの影響があるものと思われます。ちなみに、「２００９年版読売ウィークリー臨時増刊７月１４日号 就職に強い大学」の、日本の７３０ほどの大学の中で就職率トップ２００校ランキングによると、１位は東京福祉大学で、２００７年の就職率は９７．３％、つまり１００人の中で９７人が就職できているということです。２位は愛知工業大学、金沢工業大学で９６．３％と同率となっています。私も昨年、金沢工業大学を訪問しましたが、校内どこを歩いても学生がいきいきとしており、見知らぬ私に「こんにちは」と大きく元気な声であいさつをしてくれるなど、「さすがだな」と好印象を持ちました。金沢工業大学は、人間力を伸ばすことを中心としており、学力や研究のみに偏りがちな大学で海のスポーツを必修にするなど先進的なプログラムを有しています。先ほどの就職率トップ２００に東大、京大、早稲田大学、慶応大学の４校は入っておらず、ちくま新書「３年で辞めた若者はどこへ行ったのか」城繁幸著のデータ（大学通信調べ）によると、２００７年の就職率は早稲田大学７４％、慶応大学は約７７．５％となっています。東大や京大は、２００７年統計の就職率はいくらなのでしょうか？なぜ、世間では良い大学だと言われているのに就職率上位２００校に東大、京大などの名前が出てこないのか？が不思議です。１００万人とも言われるニートや、若者の２人に１人が非正規雇用者という深刻な状況の日本で、受験する学生本人はもちろん、保護者にとっても大学を卒業して就職する上で就職率が良い大学を希望するのは当然のことです。これからの進路を考える上で、保護者・本人とも、いったい将来にとって良い大学とは何なのか？を、じっくりと考えてみる必要があるのではないでしょうか？		2024年4月 日 月 火 水 木 金 土 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 過去の日記 2024年04月(2) 2024年03月(2) 2024年02月(1) 全て表示 日記内を検索

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