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	■2008/07/18(金)　��146　知識を知恵に変えるより今の情報を知恵に変えよう！ 　知識を活用して知恵にすることが大切だという話はよくスローガンのように言われることですが、この知識を知恵に変えることについて少し考えるべき点があると思います。それは、知識を知恵に変えて社会で活かせるようにするべきだという点ではもっともですが、果たして知識を知恵に変えるというのが実際にそんなに簡単なことかどうかという点です。例えば、学校で習った知識、数学で言えば方程式の解き方をどのように社会で活かす知恵にしたら良いのか？社会で言えば、歴史の年号を覚えてどのように知恵に変えたら良いのか？国語で作者の心情を読みとるという学習をどのように知恵に変えるのか？など、知識を知恵に変えるということはそう簡単ではありません。私は、「知識」ということばは、主に過去にあったことや起きたことが中心の内容になっていると考えています。又、知識を覚えるとは言いますが、知識を考えるとはあまり言いません。日本の学校の教科書は必然的に４年に１回変わる為、主にその内容の大半が過去の知識となっています。これからの学習で必要なことは、いかに自分の生活に活かす知恵にできるか？という活用力をきたえることです。この点では、むしろ知識を知恵にするというより、今の情報を知恵にするといったほうがより理解しやすいのではないでしょうか？つまり、今、起きている情報をよく考えてどうすれば良いかの知恵を出すということです。例えば、教員採用や公務員採用でワイロなどの不正が起きているという情報をもとに、どのように改革するか？という知恵にしていかなければいけないということです。従って、学校の５教科の場合、教える中心となるのがどうしても教科書を主とした過去の知識が多くなる為、子ども達は知恵にすることがむつかしいのではないかと予想できます。そこで、学校の５教科を今の情報中心の学習に変えていくことが重要ではないでしょうか？具体的に言えば国語については、今、社会で最も求められる能力はコミュニケーション力、問題発見力、解決力などですから、授業をコミュニケーション中心にしていったり、今、社会で何が起きていてどのようにしたら解決できるかを考え議論させたりするのです。社会科については、現代社会を中心に時間配分し、今起きているニュースを新聞などを使って中学生から考えさせるＮＩＥを導入することが方法として考えられます。又、理科については、地球環境や天災、食料危機など、今起きている情報を集めて、やはり生徒同士で考えさせ議論させる時間を増やすべきではないでしょうか？英語については、外国人のものの考え方、常識、意識など、日本人との違いを学び、どのように異文化を理解し、今後、外国人と上手に共生していくかを中心に教えることが大切だと思います。最後に、数学については、数値化させる授業を中心に考えると良いと思います。今起きている社会問題、例えば原油の値上がり、物価の高騰など、円グラフや棒グラフでわかりやすく図解化し説明させるというような、より日常に密着した授業が考えられます。このように、昔の知識を知恵にするというようなむつかしいことをするより、今の情報を知恵にするほうがよほど簡単で子ども達の考える力も育ち物事の理解も進んで社会に役立つ学力になるのではないかと考えています。		2024年4月 日 月 火 水 木 金 土 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 過去の日記 2024年04月(2) 2024年03月(2) 2024年02月(1) 全て表示 日記内を検索

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