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	■2008/08/11(月)　��153　不登校増加について思うこと 　昨年度の文部科学省の学校基本調査で、１年間に３０日以上欠席した「不登校」の中学生の割合が前年度より増加し、過去最高を２年連続で更新したことがわかりました。それによると、中学生の３４人に１人が不登校ということになり大きな問題といえます。この調査は、全国の国立私立の小中学校３万３６８０校を対象に調査したとのことです。この件で問題なのは、文部科学省がなぜ不登校が増えたのか？という明確なコメントを明らかにしていない点です。国はただたんに調査するだけで、国の政策としてどのようにこの問題を具体的に解決しようとするのか？又、その具体的解決策の結果の検証の重要性などあまり考えていないように感じます。文部科学省はただたんに調査をするだけの省なのでしょうか？調査は、本来その結果をもとにしてよりよく物事を改善する為にデータを集めるという手段のはずです。そして、目的はその調査結果をもとにして具体的解決策を国として考え実施をうながすということです。どうも、この文科省に対して、調査はやるけれども改善や改革につなげようという真剣な覚悟や積極的姿勢を感じないのは私だけでしょうか？むしろ、調査だけなら民間に委託すればいいでしょう。ところで、今回、文科省はなぜ不登校が増えたか？を、各都道府県の教育委員会に複数回答でたずねたところ、「人間関係をうまく構築できない児童・生徒が増えている」と９３％の教育委員会が答えています。９３％というほとんどの教育委員会が、児童・生徒が人間関係をうまく結ぶことができないと答えていることについて、保護者のみなさんはどのようにお考えなのでしょうか？なぜ、小中学校で子ども達が人間関係を構築できないのか？私なりにその理由を考えると、まず、子ども達は基本的に他人を深く理解しようという意欲や関心にかけているのではないかと感じます。とかく、子ども達だけではなく最近の人々はケイタイやパソコンの影響もあって自己中心になりがちで他人や人間に興味をもたないし、もてなくなっていると見えます。さらにいえば、小中学校において自己について考えさせる授業が少ない為、自己がどのような人間かを知らないまま他人に自己を上手に説明することもできないということに子ども達が気づいていない点も深刻です。他人に自己をしっかりと説明できなければ当然、他人と深い人間関係が構築できるわけはありません。又、自己のことさえ深く考えず自己を説明する力も弱い為、他人を理解する力や必要性がわからないのも無理はありません。つまり、学校では科目の学習はするが、人間関係を構築する為に必要な自己を深く知り他人に興味や関心をもたせる学習や授業がかなり不足しているのではないかというのが私の考えです。又、人間関係を結ぶ為に必要な“きく”，“はなす”という基本的な言語能力も小中学校の国語教育をはじめとして相当不足している点もあると考えています。私は、このように人間関係をうまく結べない理由を根本的に分析し、すべての教育関係者が真剣に解決しようとどこまで具体的に動くのかが日本の教育の大きな課題になりつつあると考えています。		2024年4月 日 月 火 水 木 金 土 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 過去の日記 2024年04月(2) 2024年03月(2) 2024年02月(1) 全て表示 日記内を検索

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