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	■2008/09/26(金)　��164　「もう一ランク上に」というＣＭに違和感？ 　テレビのＣＭで、「もう一ランク上の学校へ行けます」というものがあります。この、「一ランク上」というランクの意味は、単に有名かどうかとか、偏差値が高いかなどの指標をさしているのでしょうが、このランクの意味が学力の本当の内容や質の意味になっていないように感じられ、ＣＭを見るたびに大変違和感を持っています。私たち大人に物事の本質をしっかりととらえて見抜く力が充分育っているかどうかということに不安があるかもしれません。しかし、本質を見抜く力を高めるというのは、よりよい政治を選ぶ上でも大変大きな課題だと思います。 　そもそも、人間の学力のレベルの高さとは、単なる知識量だけではなく、さまざまな能力の総合力であることは当然のことです。従って、「一ランク上」という場合には、これらの総合力が高いととらえなければ正確とは言えません。この総合力は、物事をじっくりと考える力や、考えたことを表現する力などのスキルだけでなく、豊かな人間性や、倫理感、哲学観なども含まれると考えられます。この、テレビＣＭのような一部の断片的な力をことさら学力の総合力が一ランクあがるように伝えようとする方向性はどうか？と感じます。このように、消費者も本当の学力や本質的な能力の正体をしっかりと把握することが重要だと考えます。本当の学力とは、まずその人の人間らしさ、人間性が基本であり、社会性やコミュニケーション能力などの生きる力があってのものだと思います。その前提の上で、知識や情報を把握しながら物事をしっかりと考え判断する力を伸ばしていくことであり、学んだことが実際の生活に使えて、はじめて本当の学力が身についていると言えるのではないでしょうか？ 　従って、私は軽々しく「一ランク上」などということばを使うべきではないと考えています。いわゆる偏差値の高いトップランクの大学を出られた福田総理の無責任な辞任は、ひょっとしたら、このようなことが原因なのでしょうか？当然、偏差値の高さと本質的な学力は必ずしも比例しないということです。それに比べ、先日、福岡ソフトバンクの王監督が今期限りで勇退するとの発表をされました。本当の学力を持っているとは、まさに王監督のような人物だと改めて感じたところです。		2024年4月 日 月 火 水 木 金 土 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 過去の日記 2024年04月(1) 2024年03月(2) 2024年02月(1) 全て表示 日記内を検索

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