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	■2008/10/24(金)　��170　これからの子育てと「転職力」の重要性 　アメリカ発の経済危機により、ヨーロッパ、アジアなどの経済不況も進み、日本の経済の先行きも減速傾向にあります。これらを大きくとらえれば、アメリカを中心とした自由主義、資本主義の行き過ぎから、過度で無理な競争が生まれ、実体経済であるものづくりを基本とした社会からモノをつくらない金融という得体の知れないバーチャル経済の終えんを迎えつつあるのだと感じます。しかし、これからの世界で何をつくれば良いのか、何がリードしていく産業分野なのかは、不透明な状況ともなっています。何かひとつのことをすれば幸せになれるという考え方が非常に通用しにくくなっている時代だと考えています。 　ここからいえることは、時代の変化に対して、柔軟にスピードをもって対応する力が求められており、ある程度何でも器用にこなせる幅の広さや物の考え方が大切だということです。日本では、ひとつの企業に入って定年まで勤めるというかつての終身雇用の考え方は急速に減少しており、又、企業が毎年安定して売上げや業績を伸ばせる高度経済成長の時代も終わりました。ひとりの社員がひとつの企業に愛社精神を持って働くということも減りつつあります。つまり、私はこれからの働き方は、常に次の仕事を考えながらステップアップをしていくという転職の考え方が主流になるのだろうと予想しています。 　従って、これからの子育てにおいて、将来子どもは人生において転職を何回行うかという想像も視野に入れながら、必要な能力を育ててあげることが重要になってきたということです。オンリーワンでは、この転職する力を「転職力」と呼んでいます。転職する際は、もちろんその企業から要求される技術はいりますが、その前にまず一番に必要な力は面接で、適確に相手の質問に答える力や自己アピール力が大切です。次に必要なものは、レポート、作文、小論文などのひとつのテーマについて文章をまとめ意見を述べる力です。オンリーワンでは、これらの就職する為の総合力をまとめて「転職力」と呼んでいます。この「転職力」には、自分らしさをより発揮できる仕事への移行という意味も含んでいます。ある仕事をすることで、生まれた能力をさらに活かして次の仕事へと、より自分らしさを発揮していくということです。ここで大切なのは、ひとつひとつの仕事で得られる能力を着実に伸ばして次の転職への準備に備えておくということです。 　ここからもわかるように、「転職力」は一夜漬けや一朝一夕に身につくわけではありません。小さい頃からの文章力や考える力、話す力、聞く力、質問に答える力、説明する力など、多様なトレーニングにより、まず学力の基本をきたえ、その基本をもとに１８才になるまでに少しずつ応用をしておくことが将来の「転職力」の準備となります。まさに、これからの時代に必要な「転職力」を子ども達に小さい頃から少しずつ指導していくことが１８才までの子育ての大変重要な内容となりつつあると感じる今日この頃です。		2024年4月 日 月 火 水 木 金 土 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 過去の日記 2024年04月(1) 2024年03月(2) 2024年02月(1) 全て表示 日記内を検索

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