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	■2008/12/15(月)　��184　２００８年の漢字「変」で想うこと 　先日、２００８年の世相を表す「今年の漢字」に「変」が選ばれました。１９９５年に始めて以来、最多の１１万１２０８票の応募があり、トップの「変」は６０３１票だったとのことです。この「変」をあげた理由で多かったのが、日本の首相の交代や、アメリカ大統領選で「チェンジ」を掲げたバラク・オバマ氏の勝利など、政治の変化、世界的な金融情勢の変動などのようです。 　私が、この「変」について特に感じるのは、現代は激しい変化の真っ只中にあるという意味の「変」です。政治・経済の変化はもちろんですが、その他にも日本ではいろいろな変化が起きているということで、その変化にも、良い変化と悪い変化があるようです。良い変化の一例は、若者の心理の変化です。先月、１１／３のブログにも書いたように、特に２０代の若者たちの物の考え方が、今までのように集団にならって動くのではなく、各個人の価値観を大切にするという考え方に変化していることです。つまり、これは今まで日本に多かった、「みんながするからする。みんながしなければしない。」というような考え方ではなく、「自分にとって価値があればする。価値がなければしない。」というような考え方に変化しているということです。このように、若者の物の考え方が変化していることと関係があるかもしれませんが、いわゆる平等主義などの考え方より、能力主義を評価する若者が増えたのも大きな変化だと思います。 　一方、好ましくない変化のひとつが、事件や犯罪です。携帯などの通信ツールを使ったものが増え、無差別に他人に危害を加える事件が増加しているのは、最近のニュースや報道の通りです。さらに、日本人は勤勉で真面目だという今までの評価から、モラル低下や偽装など、最近では、はなはだしい不真面目さが目につくようになってきました。今まで築いてきた日本人の美徳が大きく変化している一例だと感じます。 　又、最近、月刊誌などが相次いで休刊、廃刊をむかえていますが、特に、大人が文字を読まなくなったのではないかと感じています。空気が読めない（ＫＹ）、漢字が読めない（ＫＹ）の「ダブルＫＹ」と報道される総理もこれらが関係している？のかもしれません。これと関連して、子育てをマンガ化したものが保護者に好評だったり、来年から始まる裁判員制度をマンガで紹介するなど、総体的に日本がマンガ化しているように感じます。そのうち、物事をマンガでしか理解できなくなるのではと心配です。重要なことは、バランスがとれていることであり、マンガだけでなく活字で理解する力も当然必要だということです。これらの活字離れも大きな日本の好ましくない変化だと思います。 　このように、政治・経済の変化だけではなく、最近では日本人ひとりひとりの物の考え方、常識やモラル、教養への関心など、直接目に見えにくい精神性の劣化が目立ってきたように思います。今一度原点に戻り、日本人の良い点や忘れかけている大切なことを思い起こし、これからの生活に活かす必要があるのではないかと、今年の漢字「変」を見て考えているところです。		2024年4月 日 月 火 水 木 金 土 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 過去の日記 2024年04月(1) 2024年03月(2) 2024年02月(1) 全て表示 日記内を検索

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