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	■2009/01/19(月)　��191　アメリカの２つの出来事と冷静な判断力 　アメリカの経済危機のニュースが多い中で、久々に嬉しいニュースが続いています。まず１つ目は、１５日にニューヨークで航空機がバードストライクによりエンジンが停止した件です。この事故で、航空機のサレンバーガー機長は直ちに操縦を代わり、副操縦士と緊急着陸のマニュアルをチェックしました。しかし、このマニュアルは高度約１万ｍ以上の想定だった為、航空機の高度不足が明らかでした。そこで、機長は近くの空港への着陸を高度が低すぎ、速度も遅すぎるという理由で着陸を失敗すれば大惨事になると考え、フェリーターミナルが眼前の救助に最適な場所である川を選び緊急着水したのです。エンジン停止から着水までわずか３分ほどのことだったということで、素早く冷静な対応に驚くばかりです。私はよくブログに、「変化への対応」ということについて書きますが、まさにこの「変化への対応」は素晴らしかったと思います。このことで、２０日のアメリカ大統領就任式にサレンバーガー機長が招待されるようです。 　もう一つは、そのオバマ氏のアメリカ大統領の就任のニュースです。アメリカ初の黒人大統領ということで、今までのアメリカの歴史を見ると、まず建国からの奴隷政策から１００年前の黒人牧師キング氏の「私たちには夢がある」という名演説がありました。そして、長い歴史を経て今回初めて黒人の大統領が誕生するというのは本当にアメリカ国民にとっては感無量のものがあると思います。ここに、オバマ氏を育てた教育力という記事があります。「オバマ氏の演説の素晴らしさは論理的に話しながら、なお知的な冷たさを感じさせないところにある」と述べています。又、ワンフレーズポリティクス＝ひとことで大衆にアピールする政治手法というような意味ですが、オバマ氏の「Ｃｈａｎｇｅ」「Ｙｅｓ ｗｅ ｃａｎ」は、まさにその代表例だろうと考えます。さらに、ヒラリークリントンが演説をするとき、主語を“Ｉ”にすることが多かったのに対して、オバマ氏は“Ｗｅ”を多く使ったというのもアメリカ国民を共感させた理由のひとつだったのだろうと思います。 　オバマ氏の魅力は他にもたくさんありますが、代表的なものに冷静な判断力があげられています。私は、ハドソン川への不時着をしたサレンバーガー機長と大統領就任のオバマ氏に共通しているのは、この冷静な判断力だと思います。特に、リーダーにはこの「冷静な判断力」が最も重要な資質であることは間違いないところです。今、日本国のリーダーにもこの冷静な判断力が強く求められているという点が現在の政権の支持率に大きく影響しているのだろうと私は考えています。		2024年4月 日 月 火 水 木 金 土 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 過去の日記 2024年04月(2) 2024年03月(2) 2024年02月(1) 全て表示 日記内を検索

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