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■2009/03/06(金) 204 「プライド」の使い方、考え方の危険性
 最近、小・中学生が日常生活や会話の中で「プライド」ということばを使うことが多いが「プライドって何ですか?」という質問をある中学生から受けました。大辞林で「プライド」を引くと「誇り、自尊心、自負心」というふうにのっています。一般的には何かをする時に「プライドが許さないからできない」とか、何かが起きた時に「プライドが傷ついた」というような使い方が多いようです。つまり、前者は「自分の誇りが許さないからできない」という意味になります。又、後者は「自分の誇りが傷ついた」の意味になります。前者は、簡単に言えば「自分の価値観に合わないからできない」というニュアンスでしょうか?まず、若い頃は自分の価値観や視野を広げていく時代ですから自分の小さい価値観や狭い視野をもとにできないという判断は本来の人間成長から見ても大きな疑問が残ります。つまり、成長の過程で自分の未熟な価値観を基準に行動や判断をするこの「プライドが許さないからできない」という考え方は結局未熟な人間のまま成人を迎えてしまう危険性をはらんでいるように思います。又、後者の何かが起きた時に「自分のプライドが傷ついた」というのはいろいろな失敗から学ぶという謙虚な考え方や、自分の否、自分の未熟さを認めない頑固な考え方を生むことになります。このように、「プライド」に対しての考え方や使い方を若い頃から間違えるとおそらくマイナス思考になったり他人から学ぼうという姿勢がなくなり、独断的で自己防衛本能が強く、自分の本心を隠そうとする若者になるだろうと予想できます。従って、若い頃からの「プライド」についての考え方や使い方には大人が充分に注意をしてあげなければいけないと考えています。もし、このような誤った「プライド」の使い方で育っていけば、社会に出てもおそらく向上心がなく他人の考えを認めない自己中心の大人になるだろうと想像できます。このような人格形成をたどると、世の中は自己と他者の関係を豊かに築くことが重要という根本的な考え方を壊すもとにもなりかねません。自分だけよければ良い、他人の話は聞かない、他人を受け入れない、狭い視野で考えていることに気づかないなど、人生を通じてその人間に与える悪影響は大変大きいものがあります。心理学者ロジャースには、人間が自己実現する為に必要なこととして「偽りの仮面を脱いであるがままの自分になる」という一節があります。まさに、私は若い頃からの「プライド」の誤った使い方・考え方はあるがままの自分にならず、偽りで生きていく人間をつくってしまう危険性があるものだと考えています。

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