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■2009/04/17(金) 214 「漢検協会」の記者会見で感じたこと
 またおかしな考え方をしているなと感じたのは、先日の「日本漢字能力検定協会」の理事長と長男の会見です。そもそも、漢検協会は、公益法人で多額の利益を計上することは認められていないにもかかわらず、多額の利益をあげていたことや、その理事長が関係する親族企業との間で不透明な取り引きがあることなどが指摘されています。
 このような問題を謝罪する為に、文部科学省の中で記者会見をしたわけですが、その内容がいかにもという感じを抱かせるものでした。というのは、「協会の理事を責任をとって辞任する」と言いながら、「次の理事に対し助けていきたい」というような、あいまいな表現を使い、協会への影響力をこれまでと同じように保とうという意志が見え隠れするからです。報道では、京都南禅寺に邸宅を買っていたとか、お墓の横に漢検協会の碑を立てていたとか、驚くのは、所有しているレーシングカーに日本の漢字をちりばめてそれが漢字の普及に役に立つから、というような考え方をしていることです。どれだけ不正な金銭がこれらに使われているかは定かではありませんが、おかしな事実は次々と出てきています。
 さらに、これだけ世の中を騒がせているにもかかわらず、今までの取り引き企業の中で2社を継続して取り引きを行うという理事長の発言もあり、どれだけ反省をしてこの謝罪会見をしているのか、大変疑問が残りました。文部科学省の指摘もあまり強いものには感じられず、いわゆるパフォーマンスのような印象を受けました。
 なぜ、このような状況になってしまったのかというと、大きな理由のひとつは、漢字ブームではないかと思います。当初の検定料の設定は、今のような漢字ブームを想定したものではなく、200万人以上も受験する現在を予想することはできなかったと理事長は会見で述べています。当然、受験者が急増したのですから、検定料を下げなければ利益が出るのは当たり前のことで、このような状況から、少しずつ変質していったのだろうと推察できます。
 今のような漢字ブームも少し行き過ぎの感じがするのは、日常生活に全く使わないような難しい漢字をひたすら覚えて、その暗記力を競い、級をあげていくのが漢字検定だという点です。日常で使わない難しい漢字を覚えて級をとるのもいいかもしれませんが、私は、日常生活で使う漢字で心豊かな文をつくったり、しっかりとした意見が言えるような検定がブームになることが、日本人にとってはもっと重要なのではないかと考えています。

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