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■2009/05/08(金) 218 大阪教育大学のシンポジウムで
 先日、大阪で大阪教育大学主催の教育シンポジウムがあり参加する機会がありました。このシンポジウムの前に、教育者の向山洋一先生と東京大学大学院教授の市川伸一先生の講演があり、特に市川先生の話の内容に共感すべき点が多く、それについてお話したいと思います。市川先生は、学力と共に人間力を育てる必要があるという考え方の持ち主であり、物事のバランスを重視したプログラムの重要性を指摘されました。日本語で表現すれば、「習得と探究」や「教えて考えさせる」、「教えず考えさせる」又、さまざまなスキル、例えば「メディアリテラシー」、「コミュニケーションスキル」、「批判的思考」、「消費者教育」、「職業理解」、「社会的スキル」など、実に多様なスキルが人間力の形成には必要であるとの論をお持ちです。始めの「習得と探究」は、ある程度の知識や情報をしっかりと収集すると共に、それを深く丁寧に考える、考え抜く学習のバランスが大切であることを力説されています。又、「教えて考えさせる」は、ある程度のヒントやきっかけを与えた上で自力で考える力を育てるということを重視し、「教えず考えさせる」は、自分で問題点に気づかせそれをどのようなプロセスで解決すべきかを考えさせる高度な指導方法です。特に、この「教えず考えさせる」については、あるレベル以上の子どもにさらに学力を高める方法として有効です。ただし、問題発見の方法や問題解決へのプロセスの考え方などをある程度指導してからではないといきなりは難しいのは当然です。その子その子にあった指導法が、この「教えて考えさせる」であり、「教えず考えさせる」となります。おそらく最終的な教育の到達点は、この「教えず考えさせる」で、自分で納得のいく解決方法を考えることができる人物づくりであろうと考えられます。ここまでに到る指導には相当な時間と工夫が必要であり、まさに今日本が抱えている「教育の本質的問題」が見え隠れします。市川先生の言われているひとつひとつの考え方にかたよらないバランスのとれた学力をどのように育てるか?又、物事は多面的に見る必要があり、一面だけにとらわれると人間力から遠くなってしまうという危険性をはらんでいるということだったように感じています。これら市川先生のお話を総合すると、いわゆる「キャリア教育の実践」に近いイメージがうかんできます。何の為に勉強するかは、社会にしっかりと自立して生きていけるようにであり、人間形成や人格の完成をめざすものであるという教育の本来の目的にそったことを行うことが重要であるとおっしゃったように理解したところです。

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