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■2010/04/23(金) 306 自力採点に困惑する学校と学校からの自立
 4月20日に、小学6年生、中学3年生を対象とした全国学力調査が行われました。2007年から数えて4回目の実施となりましたが、今回は日本全国一律に行うのではなく抽出方式となり、本来は全体の3割を抽出し実施の予定でしたが、抽出にもれたその他の学校の希望が多く、結局、全体の73.5%にあたる23,875校が調査を実施しました。これまで全国一律ですることが良いか?抽出方式が良いか?が話題となりましたが、国民の税金を使う為、効果的な実施方法としてとりあえず抽出方法が良いだろうとの判断となったのです。そもそも、何の為に全国学力調査を行うか?という目的は、単純にその調査結果を比較する為ではなく、子ども達の学力を調査し弱い点を分析し改善する為に行うものです。従って、データがある程度取れれば全体としての目的は果たせるとも考えられます。このようなことから、当初30%の抽出を予定したわけですが、現実は調査を希望する学校が多かったというのが今回のいきさつです。この、何の為の調査か?という点をしっかりと考えずに、ただ税金を使って実施するだけではほとんど意味はありません。調査自体が目的となってしまい税金の無駄遣いにもなりかねません。さらに心配な点は、この学力調査は基礎的な知識と活用力の両方を調査する為、自分の考えや意見を書かせる記述問題が多く、どのように採点をするかで現場がとまどっていることです。というのは、今回、国の抽出にもれた学校で調査を希望した学校の採点は各自治体や学校に任されており、生徒が答えた「感想」をどう評価したらいいのか?誤字脱字はどう扱うのか?など、いろいろな問題が現場から持ち上がっているというのです。抽出校の採点については国の予算で行なう為、このような問題にはなっていません。この件について、川端文部科学大臣は「希望参加校の採点問題、希望した学校の意見などの検証はしっかりやっていく」と述べています。国の事情としても高校授業料無償化により学力調査の予算を削る必要もあった為、今回の抽出方法で費用は約25億円削減できたとのことです。このようなことから、言われているのは採点の基準が各校で違う為、公平性に欠けるのではないかというような点です。私はこのことについて、考えたほうが良いと思うのは全てを学校任せにしないということです。学校の各先生の記述問題の評価が違ってくるのは仕方がないことで、各保護者がいかに自分の子どもの考えを評価してあげられるかということに重点をおいたほうが良いのではないかと考えています。学校からの評価を絶対的なものと考えすぎ依存することは決して良いことではありません。現代のように、各人がいろいろな考えを記述するようなテストが主流の時代には、今までのように学校や先生に100%依存するのではなく保護者がその子の考えを認めてあげる、伸ばしてあげる覚悟が必要ではないでしょうか?私は、これからの学力調査には学校の先生方の力量はもちろん、家庭の力量も同じように問われているような気がします。言うまでもなく、子どもの責任者は学校の先生ではなく保護者だということを改めて再確認する必要がありそうです。

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