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■2010/06/11(金) 318 人間力劣化の背景に「物の見方・考え方」の学習不足!
 先日、専門学校において学生に「物の見方・考え方」の授業を行いました。この「物の見方・考え方」の授業は、実はあまり日本ではなじみの薄いもののようです。一般の大人の方々に「物の見方・考え方の学習が大変重要です」と言っても、どうもピンとこないと言われる方が多いのも事実です。日本の今までの教育では、ひとつの問題に必ず正しい答えがあって、その正しい答えが出せるかどうかということを主に競わせてきました。しかし、物の見方・考え方には必ずしも正しい答えはありませんから、この文化に慣れていないということがひとつの理由でしょう。世の中にはいつも正しい答えがあるわけではなく、むしろ日々、自己の価値観においてよりよい判断をせまられているのが現実です。従って、この自己の価値観が自己の行動や言動を決めているわけですから、一生を左右する重要な学習だということになります。この価値観がいわゆる自己の「物の見方・考え方」ということなのです。自己の価値観を一生を通じてどのように形成していくか?ということが、まさに本質的な学習の目的であり、人間の生きている理由でもあります。なぜなら、人が生きている理由のひとつに世の中のお役に立つということがあり、お役に立つというのはその対象の人々にとって価値があるということですから、自分がどのような価値観を持つかでより多くの人々にお役に立てるかどうかが決まるからです。このように、どのように物事を見るか?考えるか?ということが人間の一生を左右する大きなポイントになりますが、学生たちを含め私たちは今までこの学習をどれだけ真剣にやってきたのでしょうか?さまざまな物事に接し、自分なりの見方・考え方をきたえ、そして自己の成長につなげることこそ、まさに人間が生きるということではないかと私は考えています。しかし、現在にいたっても、この「物事の見方・考え方」の学習があまりにも少ないという状況がいろいろな人間力の低下につながっているように思えます。子どもへの虐待、モラルの低下、いじめ、自殺の増加、ひきこもり、内向的心理傾向など、先日は松山で「塾をやめる」と言った小6の長男に腹を立てて母親が首をしめたという考えられない事件まで発生しました。私はこのような日本の人間力劣化の背景に、正解を教える、答えることだけを中心としてきた幼稚な教育の影響と、物の見方・考え方の学習をおこたってきた日本の教育の大きな欠陥があるように感じています。

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