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	■2010/08/02(月)　��331 ４回目の全国学力テストの結果で思うこと 　このたび、２００７年から全国で始まった学力テストの第４回結果が発表されました。文部科学省が全員参加から約３割の抽出方式に切り替わった初の学力テストでしたが、その感想を一言で言うと「ほとんど進歩していないのでは？」という感じです。なぜなら、４年前と同じく、今回も「記述式が苦手な傾向」、「論理的に説明するのが苦手」、「わかりやすく伝える話し方が苦手」という結果が出たからです。そもそも、何の為に全国学力テストを多額の税金を使ってするかというと、世界の学力に比べて、徐々に落ちている日本の子ども達の学力の弱点を知り、その弱点を克服する為のデータ分析と対策を行なうというのが主目的です。４年前は第１回学力テストで日本の小６、中３の子ども達が、基礎学力はある程度あるが、その知識を活用する力や文章にまとめ説明する力、話す力などが弱点であると指摘されました。この４年間の経過を見てもこれらの点がほとんど改善されていないということは、弱点を本当に克服する為の授業や取り組みが日本全国でどこまで広がっているのかに疑問を持たざるを得ません。具体的に、４年前の弱点を踏まえて、文科省はどのような指示をしてきたのでしょう。文部科学省は毎年、学力テストの予算（税金）を確保しているにも関わらず、４年経っても相変わらず弱点が克服されていない今回の現状をどのように考えるのでしょう？おそらく、それは各地方自治体の責任だというような言い訳をするのかもしれません。もし、そのような言い訳であれば、どのように地方自治体が取り組んだか？を、最後まで責任を持って調査し公表するのが税金を使って行なう文部科学省の国民への当然の責任でしょう。何かいつもやりっぱなしという印象で、いったい誰の為に何の為に多額の税金を使って国政を行なっているのか見えないのが、現在の文部科学省だと感じます。この４年で改善の様子が見えないとすれば、文部科学省の責任者から一言のコメントぐらいあっても良いのでは？とも思います。どうすれば活用力や考える力の対策ができるか？ではなく、どこが全国学力テストの１位か、４７位か？とか、各県の正答率はどうか？というようなワイドショー的な事実で国民にニンジンをぶらさげ競争させようとする文科省の見え透いた意図を見抜く必要もあります。少なくとも全国学力テストの結果をテレビや新聞で公表するのなら、文部科学省の見解と今後の具体的な取り組みぐらいは当然発表すべきでしょう。深刻な財政の悪化から税金の無駄遣いの根絶をうたっている以上、これらは最低限の国民への説明責任と情報公開です。本当に国民のことを考え文部科学省が税金を使っているのか？何か疑問と不信感だけ残った今回の学力テスト結果でした。果たして来年は改善されるのか？今回の学力テストを見て、私たち国民は今まで以上に国の税金の使い道とその成果に注意を払う必要があるように感じます。		2024年4月 日 月 火 水 木 金 土 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 過去の日記 2024年04月(2) 2024年03月(2) 2024年02月(1) 全て表示 日記内を検索

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