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	■2010/11/12(金)　��354　親も知らない就職「新氷河期」の実態 　今、発売中の、２０１０年１１月１３日号 週刊「東洋経済」の特集は、「就職 親も知らない就活の真実『新氷河期』」です。この特集では、２０１２年の就職戦線に向けてのいろいろな記事が載っているわけですが、いくつか気になる点をあげてみたいと思います。 　まず、２０１０年今年の大卒新卒の求人予定数は、当初７３万人弱だったのが、最終的に採用したのは６０万人強だったということ。つまり、就職希望者数４５万人に対する実態倍率は約１．３５倍だったというのです。７３万人から６０万人強と１２万人もの差が生じたのは、前年に内定切りが社会問題化した為、企業が内定を出ししぶったこと。又、リーマンショックや円高の影響で企業の業績が悪化し、学生の採用活動中に内定を中止したこと。さらに最近増えている「厳選採用」が主な原因のようです。 　厳選採用は、以前にもブログに書きましたが、自社の採用基準を満たす学生でなければ募集定員に達しなくても採用を打ち切るということです。例えば、ある企業が５００人の募集定員で募集した場合、その企業が面接した結果、本当に欲しい学生が３００人しかいなければ２００人の募集定員を残したまま採用を終え、随時欲しい人物が集まるまで募集を続けるという採用方法です。このような能力主義的採用が多く見られるのが日本の大企業、中小企業を問わずの現在の傾向です。さらに、特に日本人でなければいけないということがなければ、能力が高く日本語が話せる外国人も積極的に採用しようという潮流です。企業は昨今の経済状況から本当に欲しい人物のレベルを譲らなくなってきた、つまり、妥協して採用しなくなったのです。このような事実を知らないまま学生や親が過去の前例で就活をとらえているとしたら、失敗をする可能性も高くなるのは、当然と言えます。 　この春、大学を卒業した学生の内、約２割の１１万人弱は就職も進学もしていません。この１１万人が今年の新卒学生と共に就職活動をするわけですから、今年の就職競争は昨年に輪をかけて厳しいものとなっています。又、このようになかなか就職が決まらない状況の為、本人の希望の仕事ではなくてもとりあえず就職しようと不本意なまま入社し、結局３年以内に離職してしまう学生も約４０％と多いのです。これらが悪循環となって就職をより一層難しいものにしているのが現状です。 　今の就活は１０年前と様変わりし、スタートは大学３年生の夏休み頃が多く、各地で開かれる企業説明会、就職セミナーなど、学生が殺到している状況です。何よりも今の日本の状況を正確に把握し、少しでも早くから就職への具体的な準備をしなければますます「就活格差」が広がる危険性がありそうです。		2024年4月 日 月 火 水 木 金 土 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 過去の日記 2024年04月(1) 2024年03月(2) 2024年02月(1) 全て表示 日記内を検索

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