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	■2010/12/20(月)　��363　朝鮮半島をめぐる６カ国の行方は？ 　韓国海洋警察庁によると、今月１８日、黄海にある韓国於青島沖の排他的経済水域（ＥＥＺ）で、韓国の警備艦の海洋警察官４人が中国漁船に停船命令を出し小型ボートで乗り込もうとしたところ、中国の漁船員から突然鉄パイプで殴られるなどの暴行を受け負傷したとのことです。その後、中国漁船は警備艦に突っ込んだ後、決没し、乗員１０人のうち１人が死亡、１人が行方不明となっている模様で、今後の中韓関係が心配されます。このＥＥＺは、魚種が豊富で中国漁船による違法操業が後を絶たないということで、今年に入ってからだけでも、韓国海洋警察庁は中国漁船３３２隻をだ捕したとのこと。そもそも、なぜこんなに険悪な状況になったのか？というひとつの理由に、最近の朝鮮半島をめぐる北朝鮮と韓国の対立があると考えられます。どちらかというと、中国は北朝鮮に好意的であり韓国との関係はあまり良いとは言えません。特に最近、北朝鮮によるヨンピョン島への攻撃があった後、米韓軍の大掛かりな軍事演習や日米韓の演習があり、中国としては日米韓の合同軍に対してあまり良い感情をもっていないことは予想できます。ところで、今回の韓国の警備艦への中国の行動は、先日の尖閣諸島沖での海上保安庁巡視艇への衝突事故とだぶります。最近、中国が急速な経済発展により、ますます軍事力を増強している段階で、世界への発言力が強まり強引とも思える言動、行動が目につくようになっています。あるテレビのアンケートでは、日本人の「中国が嫌い」という率が９０％以上となっているように、ますます対中感情がエスカレートしているのが気になります。少なくとも、日米韓対中朝の対立の構図を、より明確にしすぎることは、ますます国際的な緊張を生むことになり、冷静な双方の態度が求められると私は考えています。そんな中、今日未明、緊急に国連安全保障理事会が開かれ、朝鮮半島情勢について話し合われました。これは、ロシアがアメリカに開催を求めたもので、今回の対立で仲介役になれるのはやはりロシアかなという印象を与えました。韓国は北朝鮮によるヨンピョン島沖の攻撃後、同島で２０日か２１日に砲撃訓練を行なうとしている為、ロシアが韓国に対して訓練中止を求めるなど、冷静な対応を要請しているようです。最新の報道によれば、国連安保理としての今回の声明は発表されない模様で、どうも話し合いは不調に終わったようです。そもそも、緊張激化の原因は「北朝鮮の行動だ」とする日米との見解の溝は大きく、早期に合意できるかどうかは不明で、６カ国協議参加国である日本、アメリカ、韓国、中国、ロシア、北朝鮮という６カ国の関係がますます混とんとしてきたことが大変憂慮されます。		2024年4月 日 月 火 水 木 金 土 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 過去の日記 2024年04月(2) 2024年03月(2) 2024年02月(1) 全て表示 日記内を検索

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