TOP


NEW!  オンリーワンの目標と学習システムのページに実際のプリント例を紹介

オンリーワンスクールの説明会・体験会・教育セミナーなどの開催地一覧は、イベント情報をご覧下さい。
■2012/04/27(金) 444 小沢氏裁判で考える「国民参加の司法制度」
 昨日、元民主党代表の小沢氏の裁判で無罪判決が出ました。今回の裁判は、検察が不起訴としたものを一般の国民から選ばれた検察審査員が起訴すべきとしたもので、いわゆる強制起訴といわれるものでした。

 そもそも検察審査会の趣旨は、一般の国民の良識を取り入れようと司法改革で導入されたようですが、このたびの強制起訴が正当なものであったかはこれまでいろいろと議論があったところです。今回の裁判では強制起訴が有効とのことでしたが、特に一般国民が指定弁護士と共に強制起訴する場合は、素人にもわかりやすい目に見える証拠が不可欠だと考えられます。

 しかし、プロである検察庁はその証拠が不十分だったからこそ不起訴にしたわけで、今回ははじめからかなり無理のある裁判だったのは事実です。では、なぜ一般の国民が強制起訴による裁判に踏み切ったのか?実は、その具体的な理由は明らかになっていません。推察するところ、明確な証拠はないが小沢氏はきっと悪いことをしたはずだ、したに違いないという情緒的・気分的な判断が多分にまざっていたのではないかと私は感じています。

 これは、よく日本語で使われる「なんとなく、なんでも」に近い曖昧な感覚です。少なくとも、私は小沢一郎という人物について悪いイメージを与えようとしていた多くのマスコミの意図を強く感じましたし、一部では小沢一郎を嫌う官僚グループの作為的な工作、つまり国策ではないかとの見方もありました。

 このように、検察審査会で選ばれた審査員の方々もこれらメディアの影響をある程度受けていたのではないかと感じます。もし、このように特に根拠もなく印象だけで裁判に持っていくのであれば恐ろしいことですし、最悪の場合はえん罪にもつながるわけです。

 今回の判決は微妙な争点が多い中での無罪でしたが、小沢氏を好きか嫌いかは別にして、一般国民が裁判員裁判も含め冷静に裁判への参加をする大切さを改めて考えさせられる事例になったように思います。この意味でも証拠をもとに判断することが基本であり、曖昧な推量や印象などで判断しない「推定無罪」の理念を再確認する必要があるのではと感じているところです。

2024年4月
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30

過去の日記
2024年04月(1)
2024年03月(2)
2024年02月(1)
全て表示

日記内を検索


オンリーワンスクールの説明会・体験会・教育セミナーなどの開催地一覧は、イベント情報をご覧下さい。


 
 
   

 (C) PLUS A ALL Rights Reserved. 本サイトは、(有)プラス・エーによって管理・運営されています。
  掲載されている画像・文章等、全ての無断転記・引用を禁止します。
  このサイトに関する、質問・お問い合せはメールでお願いします。

オンリーワンプロジェクト
のご紹介
オンリーワンプロジェクト
の活動から

オンリーワンプロジェクト
講演・取材等の依頼

新時代の教育提案と共育
これから必要な学力とは?
オンリーワンメソッドの誕生
めざす力&自立一貫教育
目標と学習システム
学習コースのご紹介
ジュニアコース
ファミリーコース
ビジネスコース
 
キャリア教育研究所の概要
「人材3力」とは?
オンリーワンの業務実績
スクールネットワーク
オンリーワンスクール
公認教室一覧
各スクールの声
鳥取事業本部・
島根リエゾンのご案内
岡山・四国事業部のご案内
広島事業部のご案内
関東事業部
東京オフィスのご案内
関東事業部
神奈川オフィスのご案内
東海事業部
愛知・岐阜・静岡オフィスのご案内
近畿事業部
大阪オフィスのご案内
近畿事業部
兵庫オフィスのご案内
近畿事業部
京都・奈良オフィスのご案内
近畿事業部
和歌山オフィスのご案内
九州事業部
大分オフィスのご案内
九州事業部
福岡オフィスのご案内
九州事業部 鹿児島オフィス
・沖縄リエゾンのご案内
イベント情報