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	■2013/05/17(金)　��492　ペーパー・センター入試から世界標準の面接・論文入試の時代へ！ 　先週のブログで下村文部科学大臣がテレビ出演した際の発言について書いたばかりですが、その発言内容とほぼ同じものが、昨日、ＮＨＫでニュース報道され、本日は産経新聞の一面に大きく取り上げられました。 　ＮＨＫは、自民党の教育再生実行本部が、大学入試試験について高校在学中に複数回受けられる「達成度テスト」を導入し、各大学はその結果と論文や面接によって合否を判定する改革案などの第２次提言案をまとめたというニュースを流しました。 　一方、産経新聞のリード記事をそのまま抜粋すると、「自民党の教育再生実行本部（遠藤利明本部長）がまとめた第２次提言案の全容が１６日、分かった。小学校から高校まで『6・3・3』の年数で区切る学制に関し、６歳からの義務教育を５歳からに早めることを前提に『5・4・4』制とするなどの方法で、多様化や複線化を図ることを求めている。大学入試センター試験の廃止を念頭に高校在学中に複数回受験できる『達成度テスト』で各大学が合否判定に利用する制度も盛り込んだ」とあります。 　ＮＨＫ、産経新聞とも「達成度テスト」についての報道があり、今回の大学入試改革のキーワードとなっています。つまり、大学センター試験を代表とする今までの一発ペーパーテストでの合否判断を改め、多様な考え方や能力を持った人材を各大学がそれぞれの求める人物像「アドミッションポリシー」を設定した上で、面接や論文試験を導入し合否を決めるということです。 　この場合、大学入学にふさわしい学力や知力などがあるかどうかを確認する為に、高校在学中にこの「達成度テスト」を行ない、ある基準以上あればどの大学でも受験資格が与えられるということになるようです。又、この達成度テストは、高３卒業時までの知識や知力だけでなく、部活やボランティア、意欲、関心など、全人格的な要素を評価するテストになる模様で、決して知識だけに偏っていないテストだということに大きな特長があります。 　そして、この達成度テストで大学受験資格を得れば、次に各大学の入試があるわけですが、国立大学を含めこの試験が今までのペーパーテストからほぼ面接・論文に変わるわけです。これが文部科学省や教育再生実行会議が考えている大学入試改革における一発ペーパーテスト廃止の意味のようです。２０１６年から、東大や京大で一部始まる推薦入試や特別入試もこの流れかもしれません。又、５月１３日、四国４県の国立５大学は、面接・論文テストを大学入試に取り入れるいわゆる「ＡＯ入試」の在り方を共同研究すると発表しました。 　今回の提言になるまでにはこれまで多くの議論が重ねられてきたわけですが、国際的な人材、いわゆるグローバル人材をいかに大学までの学校教育で育成するか？という点が日本の発展のカギになるだけに、自分で考え行動できるコミュニケーション力豊かなグローバル人材へ向けた世界標準の大学入試改革が日本で進んでいるのは必然と言えます。今回のニュースは、日本の教育が一発ペーパーテストから人物重視の論文・面接テストの時代へと大きく舵を切る分岐点となりそうです。		2024年4月 日 月 火 水 木 金 土 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 過去の日記 2024年04月(1) 2024年03月(2) 2024年02月(1) 全て表示 日記内を検索

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