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■2013/11/15(金)　№517　ネット社会でますます問われる「情報活用力」

　安倍政権になってから、さまざまな分野の改革が急速に進んでいるように感じます。一例をあげると、これまでブログにも書いてきたセンター入試廃止をはじめとする「教育改革」、５年後の「減反廃止」、「日本版ＮＳＣの設置」とこれに伴う「特定秘密保護法案」、国家公務員の幹部人事を官僚から政治家へとり戻す「内閣人事局」の新設、今まで懸案になっていた発送電分離を視野に入れた「電力エネルギー改革」に関する「改正電事法」の成立、雇用の流動化法案の審議などです。

　これらの情報をどのように理解し、今後の自分の行動に活かすか？ということが大切なわけですが、これらの力は「情報活用力」と呼ばれています。まず、この情報活用をする大前提として、情報というものが人生を左右するほど大変重要なものであるということを知らなければなりません。

　例えば、センター入試が廃止され、大学入試が面接・小論文になるという情報をどのように活かすか？ということです。人生において、進学・就職は大きな分岐点となりますから、この情報は人生を左右することになる、つまり、自分の人生に大きな影響を与える重要なものというわけです。従って、この情報を上手に活用しなければならないので、面接・小論文の入試についてどのように考え準備すれば良いか？を探究する必要があります。

　又、農業に携わる人にとっては、５年後に減反が廃止されるなら、今後農業を続けていくかどうかを判断する局面を迎えます。このように、情報が自分の人生に影響を与えるさまざまな状況の中で、特に自分にとって優先度の高い情報は何かを知る必要があります。つまり、「情報を選ぶ力」が求められるのです。

　いよいよ、その選んだ情報をどのように活用するか？となれば、しっかりとした分析が必要となり、その分析の中で“もし～ならどうなるか？”などの仮説を立てるなどして、何をどのようにすれば良いか？をまとめねばなりません。そして、そのまとめた案を実行する前に、いつまでにどのようなプロセスで行なうか？の計画を立てる必要もあります。

　そして、いよいよ実行ですが、実行してもいつもうまくいくとは限りません。うまくいかなかった時には分析をし、又、仮説を立て計画を立て実行するというサイクルの循環になるのです。このように、情報活用力には、①自分にとって重要な情報の選択、②その情報の分析→仮説、③それらのまとめ、④計画案の立案、⑤実行、⑥検証分析、⑦再実行というサイクルが必要となります。④～⑦は、一般的に知られている「ＰＤＣＡサイクル」と呼ばれるフレームワークのひとつです。

　最近のネット社会の広がりで、情報がいくらでも手に入る状況では、ますますひとりひとりの情報活用力の有無がその後の人生に大きな影響を与えることとなります。オンリーワンスクールは、この「情報活用力」をいろいろな方法で伸ばす学習コースを設けています。興味のある方は、「オンリーワンスクール」で検索の上、遠慮なくお問い合わせください。

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