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■2013/12/13(金) 520 早期英語教育の前に話せる国語教育があるのでは?
 本日のテレビや新聞報道によると、2020年から中学校の英語授業を原則として英語で行なう方針を決めたとのことです。これは、生徒にも実践的な英語力を身に付けさせる為、より早い段階から実施することにしたということなのですが、果たしてどのようにこの決定を考えればよいのでしょうか?

 まず、「実践的な英語力」を身に付けさせる為という「実践的」という意味は何でしょう。英語を実践的に操るとは、言うまでもなく英語を聞いて理解する、わからないことは質問する、自分の考えを複数の理由に基づいてはっきりと述べるというコミュニケーションのことです。英語は、多くの言語のひとつですから、このような言語を操る力を母国語で持っているということが前提となります。

 従って、日本人が日本語で相手の話を聞いて理解する力がしっかり備わっていること、わからないことは日本語で質問ができること、自分の考えを複数の理由に基づいて日本語で話せることが前提ということになります。これらの前提を見た時、現在の日本語教育、いわゆる国語科の教育内容が十分に行なわれているでしょうか?仮に、日本語教育、国語教育でこれらの学習が不十分であるなら、日常的に使わない英語という言語が上手になることは考えにくいわけです。

 当然ながら、言語の基本は、自国の母国語をしっかりと習得することであり、しっかりと習得するとは先ほどの聞く話すを中心とした、@理解力、A質問力、B説明力の能力がバランスよく身に付くことです。基礎学力を「読み、書き、そろばん」と言い続け、「聞く、話す」を軽視する日本の国語教育を残したままで、なぜ英語が話せるようになるのか?はなはだ疑問です。私にはこの一貫性のない考えのまま英語教育を導入することがうまくいくとは到底思えません。

 そこで、まずこの国の基礎学力を「聞く、話す、考える」に改めた上でそれらを重視する教育に変え、ひとりひとりが日本語で多様な意見が言え、ある程度の議論ができるようになった状況から第2外国語の英語教育に入るというのが筋ではないかと思います。とってつけたような「グローバル社会の為の早期英語教育」というスローガンでは、おそらくうまくいかないでしょうから、根本的に一から考え直し、言語、母国語というものをまず小学校から鍛え直し、日本語でしっかりと考え意見を言える日本人を育てる教育を実現することが何よりも優先順位だと私は考えます。この件について、みなさんはどのような意見をお持ちでしょうか?

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