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	■2014/01/31(金)　��525　ＳＴＡＰ細胞発見の小保方晴子さんを支えてきたものとは？ 　昨日、ビッグニュースが発表されました。マウスの体細胞に強い刺激を与え、ｉＰＳ細胞のように様々な組織・臓器に変化できる万能性を持つ細胞へと初期化させる手法を発見したということです。これは、神戸市にある理化学研究所の発生・再生科学総合センターと、アメリカハーバード大学などの国際研究グループが発表したものです。 　これらの研究が特に優れているのは、細胞に遺伝子を導入して作製するｉＰＳ細胞よりも簡単な方法で効率的に作製でき、細胞が自ら初期化するよう誘導する画期的な手法をとっている点です。研究グループは、こうした初期化する現象を「刺激によって引き起こされた多能性の獲得」という意味の「ＳＴＡＰ」（スタップ）と名付け、その作製された細胞を「ＳＴＡＰ細胞」と名付けたということです。 　今回の研究で、特に注目されているのが、研究グループ代表の小保方晴子さんです。小保方さんは、マウスのひ臓から採取したリンパ球細胞に外部から強い刺激を与えて初期化したとのこと。リンパ球を酸性の溶液に約３０分間漬けて、死滅寸前の状態にし、生き残ったリンパ球を特殊なたんぱく質を加えて培養すると２〜３日で多能性を持ったＳＴＡＰ細胞に変化した他、細いガラス管の中に細胞を何度も通すなど物理的な刺激や化学物質でも初期化を引き起こすことを確認したということです。チームは「ＳＴＡＰ細胞は他の多能性幹細胞よりも万能性が強いと考えられる」としています。 　私が、今回おもしろいと感じたのは、小保方さんの生い立ちや考え方などで、特に、物事の奥深くにあるもの、目に見えないものの本質をしっかりと分析している点です。例えば、小学校の文集では、思い出に残るものとして小学校のある部屋の臭いをあげています。この臭いは、それまでの歴史をつくってきたからこその臭いだろうというような表現ができることがとてもおもしろい感性だと感じます。 　又、中学２年生には、風についての詩を書いていて、風には追い風・向い風があるというように、良い面・悪い面をバランスよく分析した上で、これらのことをよくふまえて人間は生きる必要がある。つまり、いつもいいことばかり、悪いことばかり起きるわけではないから、右往左往せずにじっくりと地に足をつけて頑張れば良いというような、ある意味、世の中を達観したような考え方をすでに身につけていたことです。小学生や中学生からこのように冷静に物事を考え、一喜一憂せずに生き抜いてきたのだろうと想像できます。 　今回の発見を、彼女がイギリスの「ネイチャー」という雑誌に投稿した時、「あなたは、今までの生物学を馬鹿にしている」と一方的に言われたというエピソードがあるそうです。しかし、圧力やその逆境にも負けず、再度ネイチャーに投稿したとのこと。やはり、小中学生からの一喜一憂しないものの考え方が幸いしたのかなとも思います。 　今回の画期的な大発見はもちろんですが、日本においてこのような圧力に屈しない冷静で沈着な考え方のできる若い世代の登場を本当に嬉しく頼もしく感じています。		2024年4月 日 月 火 水 木 金 土 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 過去の日記 2024年04月(1) 2024年03月(2) 2024年02月(1) 全て表示 日記内を検索

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