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■2014/09/19(金) 548 スコットランド住民投票で感じること
 307年ぶりにイギリス北部スコットランドの独立の是非を問う住民投票が行なわれた結果、独立に反対が55%、賛成が44%となり、スコットランドの独立は否決されました。

 まず、今回の住民投票で驚いたのは、投票率が84.6%だったことで、これは1918年以来イギリス政治史上最高の投票率だったそうです。そもそも、賛成派は、北海油田・ガス田の税収を確保し、社会保障や医療の充実などを訴え、草の根運動を展開し、その中でも高校生などの若者がビラなどを配って住民に働きかけていたとのことです。

 反対派も含め、高校生などがこの住民投票の重要性を道行く人々に訴えかけていたとの報道を聞いて、私はなぜそんなに若者が熱心なんだろうと不思議に思っていました。その理由のひとつが、今回の住民投票の選挙権が16才以上に与えられていたということで、「なるほど」と納得したところです。国家の進路を決定づける重要な選挙にも関わらず、16才以上に投票権を与えるという度量の大きさに感心させられます。

 私は、今回の住民投票についてのニュースで18才の若者に街頭インタビューをしている場面を見ました。その若者は、「16才以上であれば十分に重要なことを決める能力がある」と発言していました。この若者は、反対に投票したとのことですが、1人の人間として随分しっかりしているなという印象です。ひるがえって、日本の若者たちはこのような発言ができるのだろうか?と考えると、少し心もとなく、やはり日本の成人年齢や小・中・高の教育内容を改善する必要があるのだろうと感じたところです。

 今後、日本政府でも、18才以上に選挙権を与えようとの議論もありますが、例えば18才を自立のゴールとして小・中・高を一貫したキャリア(職業)教育、社会教育などの充実が重要なのだろうと考えます。

 又、これだけ賛成・反対の運動が活発に行なわれたので、同じ民族同士の仲間割れのようなことが起きているのではと私は心配していたわけですが、報道を見る限り、そうでもなさそうです。どうも選挙が終われば考えが違うもの同士がまた仲間として付きあっていけるとのことで、16才以上の選挙権にしても、このようにまた仲間に戻れるということも、やはり人間として成熟しているなという感想を持ちます。

 これら人間の成熟には、おそらく小さい頃からの教育が重要な役割を果たしているわけで、私たちも学校・家庭・地域が一体となって少しでもこのような成熟社会に近づけるよう努力したいものです。

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