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■2015/02/06(金) 558 「問答有用」と「百見は一動にしかず」
 オンリーワンスクールでは、小学生から「しっかり聞くとは?」「しっかり見るとは?」など、しっかりと物事をとらえる為のレッスンを行なっています。

 この、「見る」「聞く」に関連して、中国の漢書の中に、百回人の話を聞くより一回見て確かめたほうが良いという有名な「百聞は一見にしかず」のことわざがあります。実は、この漢書には「百聞は一見にしかず、百見は一考にしかず、百考は一行にしかず」とあり、見る、考える、行うを三位一体で実行することが重要だと記されています。

 しかし、日本では、なぜか「百聞は一見にしかず」の「見ればわかる」が強調され、「考え、行えばわかる」を軽んじているように思えます。特に、人間関係はじっくりと話したり行動を共にすることで少しずつわかるわけで、むしろ肩書や学歴などを「一回見ても本質はわからない」わけです。

 これについて私は、相手の考えをしっかり聞かず新しい挑戦にも否定的な日本の時代劇でおなじみの「問答無用」の精神が少なからず影響しているのではないかと考えています。そもそも、「問答無用」が通用するなら個性や対話は必要なく忍耐力があればいいのですから・・・。この考える力や対話力の軽視は、入試・就職で行われる面接や多様な対人関係を苦手にさせ、めぐりめぐって社会不適応の若者を生んでいる原因でもあります。

 これらについての私見ですが、1つは、お上の指示に従うことを良しとし、自分事として、考えさせ、納得させる政策や教育を推進してこなかったいわゆる官尊民卑の名残ではないかという点です。例えば、税金の無駄遣いや一連の年金問題、画一的で権威主義的な教育などにもそれを感じますし「何の為に生きるか?」「真の豊かさとは何か?」などの大切な哲学観や人生観の希薄さにもつながっている気がします。

 2つ目は、失敗を恐れる完璧主義や前例主義の踏襲が強く、新しいことに対して「まず動く」ことに消極的だったのではないか?という心理的側面です。これらから、私は「問答有用」と「百見は一動にしかず」のことわざがあればいいなと考えています。

 ホンダの創始者である本田宗一郎氏に「やってみもせんで!」ということばがあります。世間では、何かに挑戦する時に、難しい、無理だ、できないなど、マイナス思考の発言をよく見聞きしますが、まずやってみて、失敗しながら考え、話し合い、改善・改良を重ねた人だけが成功に近づけるのではないでしょうか?

 このように、私は「問答有用」の対話と「百見は一動にしかず」の行動力が自立した人物を育てるヒントになるのではないかと考えているところです。

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