TOP


NEW!  オンリーワンの目標と学習システムのページに実際のプリント例を紹介

オンリーワンスクールの説明会・体験会・教育セミナーなどの開催地一覧は、イベント情報をご覧下さい。
■2016/11/18(金) 599 若者が学校教育に求めるものとは?
 2020年からの大学入試はセンター入試が廃止され、国の1次試験は新しくなります。具体的には、ひとつのテーマについて40字〜80字程度か80文字以上のどちらかで自分の考えを述べる記述式のテストと15択で複数の正解があるマークシートの2種類のテストに移行することになります。

 1つ目の記述式の問題は、ひとつのテーマについて、与えられた字数の範囲でそのテーマを分析し、事実をもとに自分の考えを論理的に日本語で表現する力が求められます。2つ目の15択マークシートは、ひとつの問題について15の選択肢の中から正解を全て塗りつぶすという問題となるようです。

 つまり、2つともまぐれではなく、自分の考えがしっかりしているかどうか、本当の学力を見ようというのが新テスト1次試験の趣旨と言えそうです。従って、今まで主流だったセンター入試と違うのは、この自分の考えを述べるという点で、これまでのセンター入試で多かった4つの中からひとつの正解を選ぶというテストがなくなるということです。

 この自分の考えを述べるには、小さい頃から答えがひとつのテストではなく、自分なりに考え文章化する学習が不可欠となります。つまり、自分の知っている知識(漢字を含む)・情報などをどのように使えば適切な文章にできるかという力が必要となります。

 しかし、この知識・情報をどのように活用したら適切な文章が書け、しっかりとした意見が言えるようになるのか?という活用力の学習が公教育を中心に十分に行われているかと言えば私はそうでもないと考えています。

 今回、これらを裏づけるようなアンケートがありましたのでご紹介したいと思います。それは、早稲田大学公共政策研究所の調査で7月、18才〜29才の男女600人から回答を得たものです。

 日本の学校教育について知識やルールを教えてもらう学びを「重要」と考える人が全体の49%。一方、対話などの@コミュニケーション力や、Aアイデア・発想・問題解決策を考える学び、つまり活用力ですが、これを「重要」と考える人は、@、Aとも57%と半数を超え、年代では20代の社会人より10代の学生のほうが重要視する割合が高かったとのこと。さらに、実際の学校の授業は、先生から生徒に知識を一方通行で伝えるものが大半と考える人が51%だったとのこと。

 同研究所の研究員は、「知識をネットで調べる若者たちは、学校では知識の活かし方を教えてほしいと考えている」と分析しています。つまり、ネット環境の充実で、若者はかつてのように知識を暗記する必要性は減っていると考えているにも関わらず、なかなか学校教育がこれらの時代の変化についていけていないということを示しているようです。

 又、若者は学校では知識の伝達よりも、その活用の仕方を学習したいと考えているということで、今後、学校教育がこの活用力の学習ニーズにどこまで答えられるか?注目されます。

 最初に述べた2020年からの新大学入試の記述テストや2次試験の面接・小論文・討論なども、まさに自分の知識・情報をどのように活用したら良いかを問われるわけで若者の学力ニーズと新大学入試の趣旨がマッチし始めたと言えるのではないでしょうか?

2024年4月
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30

過去の日記
2024年04月(2)
2024年03月(2)
2024年02月(1)
全て表示

日記内を検索


オンリーワンスクールの説明会・体験会・教育セミナーなどの開催地一覧は、イベント情報をご覧下さい。


 
 
   

 (C) PLUS A ALL Rights Reserved. 本サイトは、(有)プラス・エーによって管理・運営されています。
  掲載されている画像・文章等、全ての無断転記・引用を禁止します。
  このサイトに関する、質問・お問い合せはメールでお願いします。

オンリーワンプロジェクト
のご紹介
オンリーワンプロジェクト
の活動から

オンリーワンプロジェクト
講演・取材等の依頼

新時代の教育提案と共育
これから必要な学力とは?
オンリーワンメソッドの誕生
めざす力&自立一貫教育
目標と学習システム
学習コースのご紹介
ジュニアコース
ファミリーコース
ビジネスコース
 
キャリア教育研究所の概要
「人材3力」とは?
オンリーワンの業務実績
スクールネットワーク
オンリーワンスクール
公認教室一覧
各スクールの声
鳥取事業本部・
島根リエゾンのご案内
岡山・四国事業部のご案内
広島事業部のご案内
関東事業部
東京オフィスのご案内
関東事業部
神奈川オフィスのご案内
東海事業部
愛知・岐阜・静岡オフィスのご案内
近畿事業部
大阪オフィスのご案内
近畿事業部
兵庫オフィスのご案内
近畿事業部
京都・奈良オフィスのご案内
近畿事業部
和歌山オフィスのご案内
九州事業部
大分オフィスのご案内
九州事業部
福岡オフィスのご案内
九州事業部 鹿児島オフィス
・沖縄リエゾンのご案内
イベント情報