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■2021/06/04(金) 644 「普通ではない」菅総理と東京オリンピックまで49日 |
2021年7月23日の東京オリンピック開会式までいよいよ50日を切りました。50日を切ったというのに、政府、東京都、組織委員会からなぜ東京オリンピックを強行するのかといった理由や、具体的な対策はほとんど説明されていません。国民・都民の税金を使うことや、感染症を拡大する懸念がある以上、国民に具体的に何回も丁寧に説明することは当然ですが、さらに権力者は説明をする義務「説明責任」を果たす必要があるにも関わらず、その説明責任の義務さえ果たそうとしない権力者たちには呆れるほかありません。
国民の約70%〜80%が反対もしくは延期を要望しているにも関わらず、民主主義の基本である多くの国民の意見に耳を傾けることさえできていない状況は、まさに政府の暴走としか言いようがなく、本当に日本の政治のレベル低下を情けない思いで感じています。
そんな折、分科会の尾身会長が、この総理や政府、都、組織委員会の暴走に強いことばで異議を申し立て大きなニュースとなっています。尾身氏は国会で、「現在のコロナ禍で東京オリンピックを開くことは普通ではない」と言われていることから、菅総理の考え方が暴走に思えたようで普通ではないときつく表現されました。
文字通り、この発言を解釈すれば、オリンピックを開くという判断は異常なことだと言われていることになり、私も同感です。組織委が「バブル方式」で選手や関係者を閉じ込めると絵に描いた餅の理屈を言っても、ひとりひとりを完全に監視できるわけもなく、無責任な上でのただのまやかしだということも簡単に見抜けます。
具体的には、選手・コーチなどアスリート関係者以外の警備やボランティア、スポンサー、マスメディア、オリンピックのこれまでの功労者・関係者のオリンピックファミリーなど、約20万人以上の人々を完全に監視するわけでもなく、全員にワクチン接種やPCR検査をできるわけでもない状況で、世界各国から開催を批判されているにも関わらず、念仏のように「安全・安心」と繰り返すどこまでも不誠実な菅総理や丸川大臣・橋本会長などを見ていると、国民のひとりとして本当に情けない思いでいっぱいになります。
さらに、こんな無責任な政府関係者が日本のリーダーをしているかと思うと、税金を払っている一国民として余計に腹立たしく思います。国民の多くの反対の意見を軽視し、誠実に国民の疑念に対し全く答える能力や責任感のない菅総理から、反面教師として本来のリーダーの資質とは何か?を考えさせられます。
私たちが今回の状況から学べるのは、真のリーダーとは何か?を考え、そのリーダーの資質をもった人が政治家・官僚はもちろん、経営者などになり日本国を発展させてほしいということです。
私が考えるリーダーの資質は大きく5つです。1つ目は「真摯で誠実な対応」、2つ目は「危機管理意識の高さ」、3つ目は「タイムリーでスピーディーな最適解が実行できる問題解決力を有すること」、4つ目は「精神論・根性論ではなく論理的・科学的な考え方」、5つ目は「さまざまな状況を適切に理解し説明できる双方向のコミュニケーション・対話力」です。
私見ですが、私もいろいろと日本の戦争・政治史・官僚史などを研究してきましたが、戦後日本の歴史の中でかつてない無責任さと具体性のなさ、命や国民の安全の軽視、リーダーシップのなさ、国民への丁寧な説明不足と真摯で誠実な対応をせず言葉遊びでごまかし続けるなど、過去最低レベルと言っていいほどの現在の政治状況をみなさんはどのようにお考えになるでしょうか? |
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