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	■2008/02/15(金)　��105　１８才を成人にすると教育はどう変わる？ 　鳩山法務大臣は１３日、法制審議会に日本の２０才の成人年令引き下げの是非を諮問しました。これから日本では成人を１８才とするかどうかということですが、世界では欧米諸国はじめロシア、中国など、ほとんどの主要国の成人年令が１８才のようです。なぜ、日本は先進国であるにもかかわらず、いまだに２０才が成人なのでしょう？もし、日本で１８才が成人になれば、さまざまな点で影響を与えそうです。一例を言うと、１８才と言えば、高校３年生であり成人を１８才にすると、高校の教育３年間で“大人とは何か？”を考えさせる教育プログラムが必要となります。大人とは、社会で自立して生活を営むことができるという定義だとすると、高校３年生までに“自立とは何か？”を教える必要もあります。一般的に、人間の自立には３つの種類があります。ひとつは、精神的自立で、ひとりでもやりとげる気持ちの強さ、安定度などのことです。みんながしても悪いことはしないという強さ、みんながしなくても大切なことはする強さも精神的自立と言えます。これには、自分なりの価値観と信念が必要です。二つ目は、社会的自立で、これは、社会＝世の中に出て他者と良好なコミュニケーションをとりながら目的・目標を達成したり、法律・ルール・モラルなどをしっかりと守りながら自分の存在価値を示し、世の中へ貢献していくことです。また、自分なりに将来計画を立てるというようなことも含みます。三つ目は、物理的自立です。身の回りのものや環境を自分のかせぎでまかなえることです。これには、当然、何らかの仕事をすることで得る収入が中心となるので、一生自分に適した仕事をさがす力とその仕事を続ける力が求められます。このように、私は３つの自立の基本的な考え方をバランスよく１８才までに教えることが高校３年間の重要な学習プログラムになると考えます。しかし、この時間をしっかりととるには、従来の５科目中心の学習内容をかなりカットする必要があり、保護者や本人はもちろん、ひとりひとりが将来を生きる上で本当に大切な高校３年生までの学習とは何かを真剣に考えざるを得なくなるのではないでしょうか。まさに、日本は１８才成人をきっかけに「本当の公教育とは何か？」、「今、公教育は子ども達に何をすべきか？」の大転換を迎えているのだと考えます。		2024年4月 日 月 火 水 木 金 土 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 過去の日記 2024年04月(2) 2024年03月(2) 2024年02月(1) 全て表示 日記内を検索

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