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■2008/03/07(金) 111 センター試験、国際化の時代に過去問?
 大学入試センターの理事長が、五日、独立行政法人国立大学の協会の総会で、「過去に出題した問題を、センター試験で使えるかどうか検討している」とのニュースがありました。一定の条件をつけた上で、過去問題の使用解禁にふみきる方向で文部科学省などと調整をすすめるそうです。なぜ、過去問を出す必要があるかというと、限られた題材から問題を作成する作業などで、作問担当者の負担が年々重くなり、良問の作成が難しくなっているとの指摘があるからということです。さらに、センターは、2005年に教育関係者らの懇談会を設置し、その会では過去問使用に肯定的な意見が多いとのことです。又、国公私立の約70大学も昨年、「過去問題には数々の良問が蓄積されており、大学の共有財産としての側面をもっている」として賛成の意向のようです。これら一連の経緯を見て、私は大変疑問に感じます。まず、過去問を使う理由のひとつが、限られた題材から問題を作成するのが大変だという点です。これだけ社会が変化し、格差社会、少子高齢化、環境悪化、国際化、日本経済の動向、情報化など、問題は以前にもまして増えている状況で、限られた題材とはいったいどういう意味なのでしょうか?まさに、センター試験を受ける10代の若者たちは、これからの世の中でどのように現実問題を解決していくかという能力が問われているにもかかわらず、全く時代の変化や現実社会と関係のない入試をしようとしているあらわれだと感じます。これからの若者たちに必要なコミュニケーション力や、2006年国際学力調査PISAで判明した知識を実際に活用する学力を要求されている時代に、昔に戻って過去問を利用した入試を行おうとは全く時代の変化や、若者たちのために必要な能力を考えていないおろかな判断だと考えます。いったい入試センターは若者たちの大切な将来や、生きる力をどのように考えているのでしょうか?又、センター入試はいったい何の為の入試で、機械的なマークシート入試に本質的な何の意味があるのでしょうか?このような状況から今、AO・推薦入試などがふえてきているのはよい傾向だと思います。ニートやフリーターの問題が深刻化する中で、これからの時代に本当に若者たちに必要な学力とは何か?社会で生きていく上で重要な能力とは何か?を、若者たちの限られた時間の中で優先順位をつけて真剣に指導してあげるのが私たち教育者の最大の責任であり、思いやりであると考えます。

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