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	■2008/08/22(金)　��154　日本ソフトボールチームの金メダルと「すぐできる病」 　昨日、日本ソフトボールチームが、アメリカチームを敗り金メダルにかがやきました。この金メダルに到る戦いで特に印象に残ったのは、２日前のアメリカ戦とオーストラリア戦における２試合のそれぞれ延長戦で３００球以上投げた上、昨日もピッチャーとしてひとりで投げつづけた上野投手の活躍です。ここまでくるにはいろいろな理由があるでしょうが、私は特にその中で感じたのは、日々の練習の積み重ねの強さということです。人が休んでいても上野選手はもくもくと練習を続けていたという話をきき、昨日までの４００球以上のスタミナはそこから来ていたのではないかと推察しました。日々の積み重ねの強さは大変地味ではありますが、このような場面で花開くことになるということを改めて知らされると同時に、その重要性を改めて感じているところです。よく、一朝一夕に物事を上手にしようと短絡的に考える人がいますが、「すぐできる」とか、「すぐわかる」ということは現実にはあまりありません。上野選手のように、日々の地道な努力や練習がいかに重要であるかを、今回の日本ソフトボールチームの金メダルで多くの日本人が理解したのではないでしょうか？先ほどの「すぐできる」と勘違いしたり、「すぐわかる」と思う傾向をオンリーワンでは「すぐできる病」、「すぐわかる病」とよんでいます。何事についても、「すぐできる病」、「すぐわかる病」にかかっている人をよく見かけますが、大人になってから何か困難なことがあるとすぐに「できない」とあきらめる人に多いようです。そもそも子育てにおいて小さい頃からすぐできることや、すぐわかることばかりを優先してさせていることが、このようなものの考え方の病いにつながることが考えられます。初心者が自信をつける為にすぐできたり、すぐわかることを中心にさせるのはいいのですが、いつまでもワンパターンでこのような単純なレベルを続けていると少し困難なことに対しても子どもが乗りこえようという意欲や能力がおとろえ、除々に忍耐力がなくなったり工夫もしなくなります。従って、子どもにはある時期から適切に苦労する壁が必要なのです。つまり、子育てにおいてすぐできないこと、すぐわからないことをたくさん経験させることが大切だということを改めて大人や保護者は重視すべきではないでしょうか？この、「すぐにできない」、「すぐにわからない」ことをねばり強く考えさせ経験させることが本当の人間の成長につながるのです。今回の上野選手をよいお手本として、子どもが「すぐできる病」、「すぐわかる病」にかからないように本物の指導ができる大人をめざしたいものです。		2024年4月 日 月 火 水 木 金 土 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 過去の日記 2024年04月(3) 2024年03月(2) 2024年02月(1) 全て表示 日記内を検索

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